素人が自主的に追尾を行った場合のリスク 実例から学ぶ浮気調査のプロセス

探偵の報告書は「主観的推測を排除し、第三者が見ても行動の一貫性を理解できる」形式が求められます。

特に、裁判資料として用いる場合、撮影時間や確認位置の整合性が重視されるため、現場記録と時間軸の精密な照合が不可欠です。このような精度を確保するには、現場経験と報告書作成技術の両立が必要であり、短期間の自己調査では再現が難しい部分です。自主調査との違い探偵が行う調査と、一般の方が行う確認行動では、成果に大きな差が生じます。

素人が自主的に追尾を行った場合、対象者に察知されるリスクは非常に高く、その後の調査が不可能になることも珍しくありません。

また、無許可の撮影や敷地侵入などは法律上の問題を招く可能性もあります。

プロの探偵は、法令の範囲内で最大限の証拠収集を実現する技術と体制を備えています。

そのため、動機が切実であればあるほど、初動の相談段階から専門家に任せることが最も合理的な判断となります。正確な証拠を得るためには、感情に流されず、法的・技術的に適切な方法で調査を行うことが求められます。

実例から学ぶ浮気調査のプロセス探偵業における浮気調査は、単なる尾行や観察を行うものではなく、複数の観察技術・情報分析・判断力を総合的に活用した「証拠収集プロセス」です。

以下は、実際に行われた調査事例の要約であり、具体的な手順と考え方の一部を紹介します。

※個人を特定できる情報はすべて加工済みです。調査設計の段階調査はまず「対象者の行動パターンを把握する」ことから始まります。

この段階では、対象者が使用する車両情報や通勤経路、外出頻度を参考に、効率的に観察できる時間帯と場所を複数想定します。

探偵が最も重視するのは「無理のない追尾ラインを確保すること」です。無理な位置取りや不自然な停留は、対象者に気づかれる最大の原因になります。

本件でも、ご主人の自宅付近に依頼者の車があるものの、ご主人の車が確認できなかったため、行動開始の兆候を読み取り、車両探索から調査を展開しています。

尾行と追跡の実施プロによる尾行は、単に車両を追いかけるものではありません。

走行ルート上の信号、交通量、右左折ポイントを事前に想定し、見失いやすい地点を把握しておくことが重要です。

本調査では、ご主人が浮気相手女性と共に移動し、郊外のホテル街に入る様子が観察されました。

この段階で調査員は、対象車両を過度に追い詰めず、一定距離を維持する「間接追尾法」を採用しています。このような距離感の維持には、複数名の調査員による連携が不可欠です。

単独調査では、信号のタイミングひとつで追尾が途切れるリスクが存在します。

滞在先確認と出入監視対象車両が特定のホテルに入った後は、敷地内への立ち入りは行わず、法的に許される範囲で外部から確認を続けます。

出入口の位置関係を把握したうえで、撮影や記録を適切な距離から実施します。

対象者が出てくるまでの時間を通じ、姿の確認、服装、携行品の記録を確実に行い、その時系列を資料化します。

本件では、ご主人と浮気相手女性が数時間後に退出。移動後、女性のみが住宅街の一軒家に入る様子を確認し、その居住先を特定しました。

報告書作成と証拠価値調査終了後、収集した映像・写真・行動記録をもとに、客観的な証拠資料を作成します。

探偵の業務は、そのための専門的なインフラを整えた「証拠取得のプロフェッショナル業」です。

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